いのちの電話は、さまざまな心の危機に直面しながら、孤独と不安に苦しむ人たち一人ひとりと電話を通して対話することによって、その方々が危機を克服し、自ら生きる勇気を持っていただけるよう援助するボランティア活動で、そのもっとも重要な使命の一つが「自殺予防」です。
相談員は、「研修を受けた素人」です。専門家ではない素人が、親しい友人のように、相談者に温かな関心を向け、親身になって話に耳を傾け、気持を「ありのままに」感じ取ろうと努めることで心の支えになろうとします。そのために、相手の話を聴く(傾聴)ことを中心とした研修を受ける必要があります。